日銀那覇、9月の県内景気は「拡大基調」を維持 台風の影響は一時的と判断
日本銀行那覇支店が9月11日に公表した県内金融経済概況は、県内景気の総括判断を「拡大基調にある」と据え置いた。観光には台風による一部の下押しがみられるものの、影響は一時的で、堅調な個人消費が全体を支えているとした。基調判断の維持は、県経済の底堅さをあらためて裏づける。もっとも、燃料・原材料の高止まりや人手不足は重しとして残る。追い風と逆風が併存するなか、回復の持続力が引き続き問われている。
出典:琉球新報デジタル
経済・エネルギー・IT・一般・飲食。本日注目すべき沖縄関連の動向を、信頼できるソースから厳選してお届けします。
日本銀行那覇支店が9月11日に公表した県内金融経済概況は、県内景気の総括判断を「拡大基調にある」と据え置いた。観光には台風による一部の下押しがみられるものの、影響は一時的で、堅調な個人消費が全体を支えているとした。基調判断の維持は、県経済の底堅さをあらためて裏づける。もっとも、燃料・原材料の高止まりや人手不足は重しとして残る。追い風と逆風が併存するなか、回復の持続力が引き続き問われている。
出典:琉球新報デジタル
首相は、県知事選で初当選した古謝玄太氏との連携を通じて沖縄経済の強化を進める方針を示した。観光や産業振興を軸に、政府と県が足並みをそろえて振興策を前へ動かす構えだ。県政の交代を受け、国と県の関係が新たな局面に入る。経済を前面に掲げる新知事のもと、物価高対策や人材確保、地場産業の底上げといった課題にどこまで具体策が伴うかが焦点となる。掛け声だけに終わらせない実行力が求められる。
出典:nippon.com
県が公表した7月の入域観光客数(速報値)は前年同月比1.7%増の96万3900人で、7月として過去最高を記録した。台風9号の接近で航空便の欠航が相次ぎ国内客は前年を下回ったものの、外国客の増加が全体を押し上げた。県は26年度通年で1133万人と過去最高の更新を見込んでおり、回復の基調は続く。焦点は「量」から「質」へ移りつつある。来訪者数の伸びを宿泊単価や一人あたり消費の底上げ、混雑や環境負荷への目配りへどうつなげるかが問われている。
出典:観光経済新聞
国の電気・ガス料金支援は、9月使用分(10月検針分)に1キロワット時あたり3.5円の値引きが適用され、これが最終月となる。以降は補助がなくなり、燃料価格の変動がそのまま請求額に反映されやすくなる。エネルギーの多くを島外の燃料に頼る沖縄では、価格の影響が家計や事業者に及びやすい。補助に頼らない備えとして、省エネや契約プランの見直し、設備の効率化といった地道な対応が、あらためて求められている。
出典:エネチェンジ
沖縄電力を含む電力各社の燃料費調整単価は、2026年7月ごろから上昇傾向が強まっている。背景には輸入燃料価格の上昇と円安の進行があり、10月検針分でも前月比で値上がりが確認されている。燃料費等調整の仕組みにより、島外から運ぶ燃料の市況が家庭や事業者の請求額に反映される。国の負担軽減が終了に向かうなか、燃料高が続けば負担はさらに重くなりやすい。使用量の見える化と無理のない節電が、家計を守る現実的な手立てとなる。
出典:沖縄電力
沖縄のDX・IT活用を後押しする「ResorTech Okinawa(リゾテックおきなわ)」が、9月18日から社内起業家(イントレプレナー)を育てる「組織づくり・人材育成セミナー」(全4回)を開き、25日にはデータ活用推進セミナーを続けて用意する。業務データの整理と見える化から、新しい事業を生む組織文化づくりまで、現場で使える題材を並べる。「ツールを導入しても定着しない」という県内共通の課題に対し、動かせる人材の裾野を広げる狙いだ。人手不足と生産性の底上げが、産業全体の競争力を左右する。
生成AIを活用したソフトウェア開発を学ぶ「AI駆動開発勉強会」の沖縄支部が、9月11日に県内で開かれた。実務者が集い、生成AIを開発工程にどう組み込むか、失敗も含めた現場の知見を持ち寄って共有した。県内でもAIを前提とした開発への関心は高まりつつあり、こうした横のつながりが技術の裾野を広げる。首都圏との情報格差が課題とされるなか、地元で学び合える場の存在は大きい。試して語り合う地道な積み重ねが、県内エンジニアの底力を育てていく。
県選挙管理委員会は9月16日午前、県庁で当選証書付与式を開き、13日投開票の県知事選で初当選した古謝玄太氏(42)に当選証書を手渡した。式には古謝氏と妻の亜希子さん、支援者らが出席し、武田昌則委員長は「県民の信頼と負託に真摯に応え、県政を牽引していく知事として職責を全うされるよう期待する」と述べた。古謝氏は「重みを一層感じている」と語り、初登庁は30日を予定する。県政交代の新体制が、まもなく本格的に動き出す。
出典:沖縄タイムス+プラス
初当選した古謝玄太氏が、9月30日の知事就任を前に県政運営への意気込みを語った。就任までの短い準備期間について「2週間で頭に叩き込む」と述べ、県庁組織や重要課題の把握を急ぐ考えを示した。経済振興を前面に掲げて支持を集めた古謝氏にとって、物価高対策や産業の底上げ、基地問題への向き合い方など、早々に判断を迫られる案件は多い。県政史上最年少の知事が、限られた時間で何を優先し、どう体制を築くかに関心が集まる。
沖縄かりゆしリゾートエグゼス那覇が1階レストランをリニューアルし、「Casual Teppan & Bar SHUITEN NAHA(首里天)」をオープンした。目の前で焼き上げる鉄板料理とバーを組み合わせ、観光客と地元客の双方が気軽に立ち寄れる業態を狙う。宿泊施設が館内飲食を磨き直す動きは、滞在の満足度を高める投資でもある。人手不足や原材料高が続くなかでも、体験価値を軸にした店づくりは根強い。ホテルの一皿が、まちの食の選択肢を静かに広げている。
出典:沖縄タイムス+プラス
沖縄観光情報サイトなどが、県内のニューオープンスポットの最新情報を随時更新している。カフェや飲食店の新規開店が那覇市を中心に続き、秋の行楽シーズンに向けて選択肢が広がる。人手不足や原材料高が経営を圧迫するなかでも、独自のコンセプトを掲げた小規模店の出店意欲は根強い。観光客の来訪と地元客の日常需要をどう両立させるかが、各店の腕の見せどころだ。新しい店の登場は、地域の食文化に新陳代謝をもたらし、まちの回遊性を高めていく。
出典:おきなわ物語
秋が深まると、島の食卓に田芋(ターンム)が戻ってくる。泥深い水田で育つ里芋の仲間で、親芋のまわりに子芋が次々と連なることから、子孫繁栄の縁起物として祝いの膳に欠かせない。ぽってりと甘く、ねっとりとした独特の食感は、煮ても揚げても崩れにくい。潰して練り上げたドゥルワカシー、茎を使ったムジ汁——一株を余さず使い切る知恵が、郷土の台所には息づいている。
栽培は容易ではない。腰まで泥に浸かり、株を一つずつ手で掘り起こす重労働で、担い手は年々細っている。それでも金武や宜野湾の水田では、澄んだ湧き水を引き、変わらぬ手つきで田芋が育てられてきた。ハレの日にこの芋が並ぶとき、そこには豊かな実りと、家の続いていくことへの祈りが重ねられている。秋の一皿に、島の時間の厚みを味わいたい。